欧米諸国を中心に普及しているサマータイム制度という、いわゆる夏時間。
時計の針を1時間早めることで日照時間を有効に使って皆がハッピー!というわけではなさそうなんですよね...
実際に導入されている国でも反対意見が出ているというサマータイム制度の問題点とは?
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サマータイムで健康被害?
サマータイム制度には健康被害があることが指摘されていると言います。
実は、フィンランドではサマータイムの導入による睡眠障害について研究結果まで出されているそうなんです。
睡眠が浅くなることで仕事の効率も下がっているそうで、健康被害を心配する声も多く聞かれるんだとか。
サマータイム開始によって時刻が変わるタイミングでは、脳卒中を発症する患者の数が1.8倍に増えるという研究報告もあるそうです。
実は私はサマータイムの実施によって起床時間が早まることがうつ症状の改善などに効果的という情報も聞いたことがあります。
しかし、メリットがあればデメリットもあるということなんですね。
サマータイム導入国でも反対意見
サマータイムは欧米諸国を中心に導入されていて、アメリカ・カナダをはじめとする英語圏やヨーロッパ各国で実施されています。
しかし、特にヨーロッパの一部の国を中心に反対意見が多く聞かれているといいます。
先ほども名前が挙がったフィンランドではサマータイムの廃止を求める署名活動が行われた結果7万人もの署名が集まったんだとか。
ここで気になるのが反対する理由ですね。
実はフィンランドやスウェーデンのような北欧諸国では夏の時期には白夜という一日中太陽が沈まない現象が発生します。
逆に冬の時期には太陽が一切のぼらず真っ暗なんだそう。これも驚きですね。
そう、EU全体で無理やり加盟国全体にサマータイムを導入した結果、そもそも日照時間うんぬんというのが意味をもたない国の人は不要な混乱を強いられているんです。
導入国もデメリットで廃止した?
実は、過去にサマータイム制度を導入した国はかなりの数あるんです。でもそれらの国は今現在はこの制度を廃止しているんですね...
以下はサマータイムを廃止した国の一部
- アメリカ合衆国の一部(アリゾナ州)
- カナダの一部
- オーストラリア北部・西部
- アイスランド
- アゼルバイジャン
- アルゼンチン
- イラク
- カザフスタン
- キルギス
- コロンビア
- トルコ
- ナミビア
アメリカやカナダなど、全ての州で実施していると思ったら一部除外地域があるようです...
その州に足を踏み入れると時計の針を1時間戻さないといけないとなると少し面倒くさいですね^^;
上で紹介したこれらの国は現在はサマータイムを廃止しています。やはりデメリットが多かったということなのでしょう。
健康被害となると重大ですし、そもそも日照時間の恩恵を受けられない地域からしたらやる意味が分からないとなりますもんね。