金 正男(キム・ジョンナム)氏といえば、金正恩(キムジョンウン)と母親の異なる異母兄弟。
北朝鮮といえば、その独裁政治や非常識さ、日本や国際社会に対する対応からまともな人物がいないような印象を受けている方もいると思います。
しかしこの金正男氏は日本へ何度も密入国するほど日本が好きで、ディズニーランドをこよなく愛していたことで知られています。
また、反日の北朝鮮出身とは思えないような親日ぶりで「いい人」という伝説も残しているほどなんです。
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金正男と日本
まず、金正男氏の基本プロフィールを見てみましょう
金 正男(キム・ジョンナム、1971年5月10日 – 2017年2月13日)は、北朝鮮の第二代最高指導者金正日の長男
こんな経歴の持ち主であれば、さぞ反日感情でいっぱいなのでは?と思うところですが、実は金正男は日本のことが好きで何度も出入りしていたほど。
実はアニメ・ゲームオタクだったという情報もあり、秋葉原での目撃情報もあったほどだそうです。
過去には東京・新橋の焼き鳥屋で日本のサラリーマンとお酒を酌み交わし、政治とは無関係なところで日本人と交流するのが非常に楽しかったという発言も残しています。
金正男とディズニー
金正男が日本に来ていた理由の一つがディズニーランドへ行くことでした。
息子さんを日本のディズニーへ連れて行ってあげたかったということらしく、何度も日本のディズニーへ行っていたようです。
パスポートは偽造して入国せざるを得なかったようで、あるとき韓国政府からの情報を得た日本政府が彼の身柄を拘束して強制送還。
日本へは来れなくなったものの、その後フランスのパリにあるディズニーへ行こうとしたそうです。
この事件によって、金正男に対するイメージもちょっと変わったのではないでしょうか。
金正男の日本に来た時のマタギみたいな格好好きだった
— 大英帝国 (@AD_Yakimenko) February 14, 2017
脳科学者の茂木健一郎さんのツイートに妙に納得
歴史に「もしも」はないが、金正男氏がディズニーランドへ行くために来日した時に、日本の当局が高度な判断で監視、情報収集を行いつつ正男氏を極秘裏に入国させ家族の時間を持たせていたら、正男氏は後継者候補から脱落することもなく、北朝鮮情勢も変わっていたかもしれない。「もしも」はないが。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) February 16, 2017
金正男のいい人伝説
金正男はいい人だった!ということを裏付ける伝説の数々をご紹介します。
- 北朝鮮の独裁政治に不満を持ち、父親の金正日に反抗したただ一人の人間
- 長男の自分より三男が後継者になっても、後継者争いに興味がないと発言
- 北朝鮮の国民が幸せになることを切に願っていた
- 日本の北朝鮮への対応に「国を守るために当然の行動」と理解を示す
特に一つ目、北朝鮮の独裁政治体制に文句をつけるなんていうことは絶対にやってはいけないことですよね。後継者から外れるのも当然です。
東日本大震災の時には日本・日本人のことを気にかけていたという情報もありました。
彼の人となりが良く分かるユーチューブ動画が残されていましたので貼っておきます。
金正男のいい人ぶりは、海外での生活経験が豊富なことにも理由があるのかもしれません。
スイス、ジュネーヴのインターナショナルスクールに行っていたという噂もあり、マカオやマレーシアなどで生活をしていまいた。
海外で北朝鮮とは異なる価値観に触れ続けていることから、まともな感覚が備わっていたのかもしれませんね。