最近、企業の資金調達方法としてファクタリングという手法があることを知りました。
内容を理解したくて色々と調べたので、まとめておきたいと思います♪
元々が少し難しい話なのでどこまで簡単に説明できるか分かりませんが、なるべくわかりやすく解説してみたいと思います!
Contents
ファクタリングとは?意味は何?
まずは、ファクタリングとは何なのか?その意味を説明します。
企業が持っている売掛債権を第三者に譲渡して、早く現金化する資金調達方法のこと。
※わかりやすく簡単な言葉を使うと、会社が他の会社から料金の支払いを待たされているときに、その支払いを受ける権利を譲り渡す代わりに割引された金額を現金でもらうこと。
どうしてもネタ自体が難しいものなのですぐには理解できないかもしれませんね^^;
ファクタリングの意味ですが、元は「factoring」という英語です。
fact(ファクト)という英単語は知っている人も多いと思います。「事実」という意味の単語ですよね。
では factor(ファクター)はどうでしょう?これも日本語にもなっていて「要素・原因」のような意味で使われています。
実は、この「factor」には問屋・代理人・仲買人というような意味もあるんです。
a business that buys the right to collect debts for another company and charges for collecting them
意味:他の会社から借金の徴収をする権利を買い取り、回収するための手数料を取るビジネス
誤解を恐れずに簡単に言うと、つまり借金の取り立て代行のようなものです。(厳密には違いますが…)
ファクタリング会社とは?
ファクタリングをする(売掛債権を買い取る)会社はファクタリング会社と呼ばれます。
今すぐ現金が必要な企業にお金を渡して助けてあげる会社がファクタリング会社だと言ってもいいでしょう。
銀行やビジネスローンでお金を借りることができないような状態の会社が、現金が足りなくて困っているとします。
本当に何も持っていなければ助けようがありませんが、通常企業は取引相手からの支払いを受ける権利(売掛債権というもの)を持っています。
そこでファクタリング会社はその将来支払いを受けられる権利を買い取ってあげることで、そのお金に困っている会社に現金を渡します。
話は少しずれますが、商品券や切手などを金券ショップに持っていくと少し割引して買ってくれることをご存知ですよね?利用したことのある人もいるのではないでしょうか?
ファクタリング会社は正に金券ショップ的な立ち位置にいます。
ただし買い取るのが商品券ではなく、企業が取引先に対して持っている売掛債権という権利ということです。
ちなみに、三井・みずほ・三菱UFJなどの銀行系ファクタリング業者もいます。
実際にファクタリング事業者を一つ見てみましょう。
ファクタリングの仕組みをわかりやすく知りたい
ファクタリングの仕組みをわかりやすく知りたいという方のためにストーリーを描いてみました。
自分が町工場を営む小さな会社の社長だとイメージしてみください。
あなたは取引先に部品か何かを納品しました。でもその代金100万円がすぐには入ってきません。
少し経てば取引先からお金が入ってくることは分かっているものの、あなたはあなたで従業員に給料を払ったり、工場の光熱費を払ったりしなければならずお金が瞬間的に足りなくなりました。
翌月になれば100万円のお金が入るものの、従業員の給料を一ヶ月払わないわけにもいきませんし、電気料金もすぐに払わなければなりません。
そこで今すぐ現金を手に入れる方法を考えるわけですが、個人ならクレジットカードのキャッシング機能を使ったり、消費者ローンを頼ったりなど色々あると思います。
会社の場合にも色々と方法があるわけですが、その中の一つが今回のファクタリングというもの。
あなたは取引先から翌月に100万円を払ってもらえる権利を持っていますが、それを今すぐ現金にすることができたらどんなにいいかと思っています。
そこで、その権利を今すぐ買い取って現金でお金をくれるファクタリング会社を訪ねます。
ファクタリング会社は100万円で権利を買ったら儲けが一切ありませんので90万円など割引された金額をあなたの会社に渡します。
10万円減ってしまったものの、ぎりぎり倒産を免れたあなたはハッピー。
ファクタリング会社はあなたに支払った90万円と翌月に受け取る100万円の差額10万円が利益になってハッピー。
これがファクタリングという資金調達方法の仕組みです。
もちろん、あなたとしては普段から儲けたお金をしっかり貯めておいてファクタリングに頼らなくてもいいようにしておくのが良いことは言うまでもありません。(10万円減ってますからね)
でも中小企業の場合には経営状況が厳しくそうも言ってられないことなんて日常茶飯事。
資金繰りが厳しい中小企業だと銀行からお金を借りるということも簡単ではありませんし、消費者金融に頼るわけにもいきません。
将来お金を受け取れる権利という手持ちの材料で手っ取り早く資金を調達できるのがファクタリングの良いところというわけですね♪