第100回目の甲子園が白熱していますが、夏の甲子園で初めてのタイブレークとなり沸いています!
8月6日の佐久長聖 vs 旭川大で延長十二回でも決着がつかなかったためタイブレークへ突入しました。
テレビを見ていた人たちは「おー!タイブレークって出てる!」と興奮気味でした(笑)
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『タイブレーク』って何?高校野球でのルールは?
タイブレークという制度は野球だけではなくスポーツ全般に使われます。
「同数均衡(tie)、破る(break)」ということなのですが、その意味はと言うと
時間制限のない競技で早期決着をつけるルール
ということで、早く決着をつけるため対策のことですね。
野球ではタイブレーク制は何を意味するかと言うと、あらかじめランナーが塁に出ている状態で延長回が始まることを言うようです。
社会人野球のルールだと、延長12回で4時間を越えた場合、ノーアウト満塁から攻撃するルールらしいですね
高校野球でのルールはと言うと、延長十二回までに決着がつかない場合、十三回からノーアウト一塁・二塁にランナーがいる状態で始まります。
日本のプロ野球にはタイブレーク制度は導入されていないようですね。
高野連(高校野球連盟)は春の選抜から導入して、今回夏の甲子園で初のタイブレークとなったことでとても話題になりました。
タイブレーク導入の理由は?
タイブレークが甲子園に導入された理由ですが、実は突然検討されたものではないらしいです。
タイブレークという制度は甲子園を除いた他の高校野球の試合では以前から行われていたそうなんですね。
本題のタイブレーク導入の理由に関しては以下のように言われています。
選手の披露や故障を減らすこと
確かに炎天下の下で行われる夏の甲子園で延長が制限なしに続けば選手の疲労はとんでもないことになりそうです。
あとは故障ですよね。ドラフト候補になっていてプロ入りを有望されている選手たちも多いわけですし。
特にピッチャーは延長が続けば続くほど連投数が増えて肩を壊してしまいそう...
タイブレーク反対の意見も?
延長試合を早期に決着させるタイブレーク制度の甲子園への導入には反対の声も多かったようです。
反対意見の中でも気持ち的によく理解できるのは「高校野球の集大成として3年間の全てを出す場所であり制限をするべきではない」といったもの。
夢の舞台で、自分の野球人生がここで終わって構わないという熱い思いをもった選手が殆どなのに、ルールに
よって後味悪い結果になったら意味がないと思う。
また、過去に繰り広げられたような延長に次ぐ延長でのドラマがもう見れなくなってしまうのが残念だし選手も不完全燃焼になるのではないかという意見も聞かれます。
もちろんこれに対しては選手の健康が大事だというタイブレーク賛成派からの意見もあります。
でも健康対策を考えた場合でも、日程調整や炎天下ではなくドームでの開催などタイブレーク以外にもできることはあるという反対意見も多かったです。
少し異なる意見として、選手の負担に関してはそもそも9回決着より負担が軽くなるわけではないから、9回が終了した時点でもまだ同点なら引き分けで敗者なしというのもありという方もいましたね。
いずれにしても、甲子園の主役は高校球児たち。周りの大人たちに翻弄されず全てを出し尽くして悔いのない試合にしてもらいたいものですね♪